難民に関する論文
日本の難民事情
難民として
ボランティア募集
 
1

難民

「ディズニーランドありがとう」― 小旅行に参加した難民の声 ―

難民 江戸川ジェラハウス管理人の杉本さんが同行された東京ディズニーランド(TDL)小旅行に参加した住人の難民女性から感謝のメールが、ハウスで彼女たちに日本語を教えているボランティアの先生に届きました。じつは、このTDL小旅行は、ボランティアの先生方からJELAに助言があり実現したものです。原文は動画絵文字をたくさんあしらった可愛らしいメールでした。オリジナルのまま掲載できませんが、雰囲気は十分に味わっていただけるのではないかと思います。

こんばんは、大好きな先生、
昨日、やっとデツに参りました。
雨で、あゆみさんたち疲れたけれども、
私たちは、とても楽しかったです…。
先生のおかけです。
ずっとつらいばかりで、
楽しめるのZEROでしたが昨日、
気楽になりました。
美味しいもの、
お土産代まで、いただいてたので…
とても感動する。
ありがとうございました。
また20日お待ちしています…
先生もお元気に、
もともとお幸せになれるように
お祈りしています…
お世話さま

 江戸川ジェラハウスの共通ルームでは日本人のボランティアの方が月に2回、居住者に日本語を教えてくださり、人間的な触れ合いの場となっています。この活動にたくさんの方が加わってくだされば、いろいろ新しいアイデアがわいてくるかもしれません。ご興味のある方は、JELA事務局・奈良部(電話03-3447-1521)まで気軽にお問い合わせください。

         

「アフリカを脱出して日本で難民に」
J・K

 1月にチュニジアで始まった民主化運動は、瞬く間にエジプト、リビア、バーレーン等、アフリカと中東地域に広がり、新聞・テレビのニュースで連日取り上げられています。長年の強権政治に嫌気がさした民衆の自由を求める動きは、今後どのような展開を見せるか予断を許しません。今回は、アフリカのコンゴ民主共和国での迫害から逃れ、日本で難民に認定されたJ・Kさん(仮名)の記事をご紹介します。


 みなさん、こんにちは! わたしはコンゴ民主共和国(DRC:Democratic Republic of Congo)出身のJ・Kと申します。日本政府から難民として認められ、いま、国際基督教大学(ICU)で国際関係学を学んでいます。学費全額を大学から、そして教科書・参考書代をJELAから支援していただいています。JELAのみなさんとのよき交わりに感謝しています。

●コンゴ民主共和国の現状
 DRCはアフリカの中央に位置する、アフリカ大陸で三番目に大きい国です。周囲を九つの国(アンゴラ、ザンビア、タンザニア、ブルンジ、ルワンダ、ウガンダ、スーダン、中央アフリカ共和国、コンゴ共和国 *注:「コンゴ共和国」は「コンゴ民主共和国」とは別の国です)に囲まれています。国内には鉱物資源が豊富にあり、それらは携帯電話、パソコン、DVD装置の部品や貴金属製品に用いられています。しかし埋蔵地の多くを武装集団が占拠しており、国連平和維持軍の駐留にもかかわらず敵対勢力が長年にわたって争っていて、ある地域はつねに一触即発の状態にあります。武装集団は鉱物資源の違法な輸出で得た利益で武器を買っています。国連の専門家による最新レポートでも、武装集団が鉱物を独占し利益を得ていると記されていますし、グループ間の軋轢、鉱物の利権をめぐる争いは、性的暴力、児童・女性の奴隷的処遇等の人権問題を引き起こしています。武装集団のみならず政府軍も国民に対して非人道的な行為を繰り返しているのが現状です。DRCの内戦を終結させるための国際平和協定や和平合意にも関わらず政情の不安定は解消されず、何百万人というコンゴ人の命が奪われ、百万人以上の国内避難民が存在しています。DRC内部の衝突は「女性に対する戦争」と呼ぶこともできます。多数の女性や女児をレイプすることで、家族や地域社会を壊滅させようとしているからです。多くのグループがこの暴挙に加担していますが、責任の大半はコンゴ軍にあります。政府は表現の自由を無視し、人権擁護派のコンゴ人が脅威にさらされたり、理由なく逮捕され襲撃や暴行を受けても守ろうとはしません。人権活動家の多くは、迫害されている人の代わりに意見を表明するだけで拘束されて尋問を受け、ひどい場合には殺されてしまいます。

●国を出るまで
 わたしはクリスチャン一家に生まれ、兄弟姉妹はみんな熱心なキリスト信徒です。DRCにいたときは大学で地域開発を学んだのですが、国の現状に黙っ
ていられず、またキリスト者としての信仰と人権擁護の思いから、差別されている女性や不利な立場にある人々を支援したいと強く感じました。それで大学卒業後は「女性の人権」という地域NGOに加わりました。政府軍や反乱軍が特定の地域で行っている虐待や人権蹂躙を、アムネスティ・インターナショナル、国連、ヒューマンライツ・ウォッチといった国際人権団体に知らせるのがわたしの役割でした。スワヒリ語、英語、フランス語ができたので、集めた情報を世界に発信できたのです。しかし、この仕事にかかわりだしてから、政府ににらまれるようになりました。国内の混乱を外の世界に知られたくない政府はわたしを脅迫し、不安に落としいれました。あるとき、わたしが住んでいた地域で少女や女性たちが多数の男性から集団レイプを受ける事件があり、わたしはこれを世界に訴えました。すると何度も個人的に呼び出されて尋問や拷問を受けました。そしてある日、地方自治体の責任者から2時間以上にわたる尋問をされた後、「こんなことを続けていると、そのうち命を失うぞ」と恫喝されました。翌日も尋問と虐待はつづき、夜遅く釈放される前に「お前は政府の面汚しだ。いまやっていることをやめないと殺す」とすごまれました。しかし、虐げられている人への愛と情熱から、わたしは働きをやめることができず、彼らに追われ続けることになります。そして2004年1月、命の危険を察知したわたしは、ついに国外脱出の道を選ばざるをえなくなりました。

●日本での苦労と希望
 なんとか日本に逃れてくることができたので、すぐに難民申請をしましたが、手続きに一年もかかりました。そのあいだ、何時間も何回も同じ質問を繰り返しされて、たいへんな忍耐がいりました。一年後にようやく難民条約上の難民と認められ、永久に日本で生活できる身になってからは、いろいろなところで働きました。わたしは早い段階から自分が日本社会に受け入れられたと感じていますが、それは何よりも積極的に行動した結果だと思っています。NGOには全面的に頼らないで、必要な時にだけ助けてもらうようにしました。自分で人生を切り開きたかったのです。なんでもかんでも助けてもらっていると、それに慣れてしまい、自分の可能性をのばせないとわたしは思っています。日本社会に溶け込むのに役立ったもう一つの要素は日本語です。日本語を学び、それを積極的に使うことで多くの友だちができましたし、日本についてもたくさんのことを知ることができました。ここまで読むとわたしの日本での生活は順調に見えるかもしれませんが、難民に認定された直後には辛いこともありました。それは、NGOのあいだに難民が新しい人生をスタートするのを支える、きちんとした制度やメカニズムがなかったことです。難民に認定された人が不安を感じないですむように教え導くものが何もなかったのです。難民に認定された人をほったらかしにするのではなく、新たな生活へと安心してスムーズに移行するための支援体制がぜひとも必要です。そうでないと、たとえ難民になれたとしても、その先どうしていいか、わたしたちにはわからないのです。このようなシステムが今後充実するようにと願っています。

ジェラハウスからスウェーデンへ

http://www.jela.or.jp/images/nanmin.jpg  NHK教育テレビは、2006年7月15日にETV特集『難民をどう受け入れるか』を放映しました。緒方貞子氏(元国連難民高等弁務官)と故本間浩氏(元法政大学教授)の二人をコメンテータに、日本の難民政策と政府やNGOによる支援の取り組みについて多角的に分析した好番組でした。
 法務省入国管理局、外務省人道支援室(現在は「人権人道課」)、弁護士等の意見、難民申請者や難民に認定された人々の生の声も多数とりあげていました。 この番組にはJELAも取材に協力し、お世話しているトルコ系クルド人のバイラムさんが板橋ジェラハウスの自室でインタビューに応じながら、日本に来てからの 苦労について語りました。そのバイラムさんからある日、朗報が届きました。スウェーデン定住の道が開かれたというのです。
 ジェラハウスにいた2年近く、いつも暗い顔をしていた彼ですが、日本出発前に面談をしたときは、新しい人生への喜びにあふれていました。歯車が良い方向 に回りだしたことを、支援してきた者として嬉しく思います。以下に、離日直前に本人が寄せてくれたメッセージを紹介します。  

 「ジェラハウスがなかったら自分がどうなっていたか、想像もつきません。友人の家にころがり込めたかもしれませんが、プライバシーのない生活を何年も続 けなければならず、精神的におかしくなっていたことでしょう。JELAはルーテル教会関連の組織ですが、困っている人なら誰にでもサービスを提供してい て、私のようにクリスチャンでなくても助けてくれます。JELAに対する感謝の気持、それは言葉で言い表せるものではありません。 トルコ出身のクルド人 ということで、私はさまざまな差別的扱いや虐待に耐えなければなりませんでした。そんなときに救いの手を差し伸べてくれたのがJELAです。私がだれで、 どこから来たか、そんなことに関係なく、安全な場所(ジェラハウス)を提供してくれました。政府の力の及ばないところに踏み込んで、愛の行動を示そうと JELAが決断した結果です。私はJELAのことを決して忘れません。どこかで困っている人に出会ったときは、私もその人を助けてあげるようにします。こ れがJELAへの恩返しです。もうすぐ、日本から遠く離れたスウェーデンに行きますが、どこにいてもJELAを応援したいと思います。どのような形でそれ ができるか、いまはわかりませんが、この気持を持ち続けます。 これからまったく新しい地で、一から人生をやり直すわけですが、ひとつだけ確かなことがあ ります。それは、そこでは自分がふつうの人間として扱われる、ということです。このことが何よりも嬉しいです。JELAのみなさん、長い間ほんとうにあり がとうございました。」 


                                 

 

 


 

 

 

 

 

 

 


アマゾン

アマゾンの買い物はこちらから。
購入代金の約3%がJELAへの寄付となります。※購入者様の金銭的負担はありません。
…………………………………………………切手

お送りいただいたものは、日本郵便で手数料を払って換金し、JELAの活動のために有効利用させていただきます。少量でも古いものでも結構です。皆さまのご協力をお願いいたします。

送り先: 一般社団法人 日本福音ルーテル社団 ハガキ・切手係
150-0013
東京都渋谷区恵比寿1-20-26 
TEL:03-3447-1521
………………………………………………


JELAオリジナル・チャリティCD
上野由恵フルートによる讃美歌名曲集
「Amazing Grace」ダウンロードはこちらからどうぞ。

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 


お問い合わせ 資料請求 アクセスマップ 個人情報保護方針 english

 

english